映像編集をするパソコンのCPUってどのらいの物があればいいかご存じですか?
私はCPUの専門ではありませんが、映像編集を今までしてきて、感じたことを記事にしてみたいと思います。
この記事をお読みになれば、何かいいヒントが見つかるかもしれません。
映像編集って大雑把な単語かも
簡単に言うと映像編集とは、撮影した動画やその素材類を編集することです。
昔の記録媒体はフィルムや磁気テープでしたが、現在はカードやハードディスク、光学ディスクなどが多くなりました。
私が現在好んで使用している記録媒体はSxS(エスバイエス)といって、コンパクトフラッシュやSDカードのようなカード式で、その業務用です。読み書きの速度が非常に早いものになっています。
現在仕事ではほぼHD画質よりも低い画質では撮りません。むしろHD~4Kです。
当然のことながら、読み書きもスピーディーに、作業もスピーディーに行わないといけません。PCも快適なものにしないといけません。
ハイスペックな物は上を見たらキリがありませんね。
この記事では、おすすめのPC等は好みがありますので提示しませんが、私が現在仕事で使用しているPCを中心に紹介していければと思います。
CPUの色々
別の記事で映像編集に使っているHDDを紹介しました。
ハードディスクはデータを記録する媒体。また、人によってはデータを処理するために使っている人もいますし、その両方も。
難しい話はなるべく無しでいきます。
当り前の話ですが、ズバリ、映像編集はCPUが良くないと出来ないと思っています。
CPUには種類が沢山あるので分かりにくいと思う方もいらっしゃいますが、そんなに難しくはありません。
Core i9、Core i7、Core i5、Core i3 その他
パソコンを模索する時に、最も重要視されるのがCPUです。
人間同様パソコンの頭脳で、色々な演算作業は、CPUが行っています。
CPUの性能が良ければパソコンは快適に動きますので、費用を惜しみたくないところです。
よく使われている一般的な CPU は以下のものがあります。
説明的には私的意見を含んだ感想になります。
- Core i9:超高性能ですが、価格も消費電力も高く一般向けと言えるには少しハードルが高いかも知れませんが、エキスパートで動画や3D系に取り組むには欲しいものになります。
- Core i7:動画編集や3D制作に主流な性能を持ちますが、少々値段も高め。動画編集をするのであれば最低限このくらいが良いのかもです。
- Core i5:上のi7の次のランク。値段と性能のバランスは良いですが、経験上、インターネットや事務処理、簡単な動画編集のみであれば良いかもしれません。ただ、ステップアップしていくうちに買い替えることになったCPU。
- Core i3:私的には動画編集には向いてないと思います。事務処理やインターネットに活用しているのが現在です。
- 上記にないCPU : かなり安く手に入りますが、何をやるにしても動作、そして次の動作が重くなります。インターネット使用くらいに考えたほうが良い物。
Core i9、Core i7、Core i5、Core i3等のCPUには、さらにそれぞれ世代別というものがあり、それぞれさらに分類されます。上位の物であれば良いことに越したことはありませんが、あまり考えすぎない方が良いと思います。
CPUの重要性
CPUはパソコンがデータを処理するための処理部分。映像編集はここが早くないといけません。
下の写真は60分番組を動画ファイルに書き出した時の物です。
編集ソフトはediusXproのみを使用。
ご覧の通り、ザックリですが最も動きのある物はCPUとGPU。実際にはGPUは80%くらいまで上がりました。
CPUがどれだけ働いているかが分かりますね。現在メモリーは128GB積んでいますが、使用頻度はその約2割です。3Dなどもっと複雑な物であればメモリーも割り当てますので、60%以上あがる時もあります。
CPUの役割
CPUは単に演算頭脳として動いている訳でもないです。
モニターを1台だけで使っている場合は、エンコードの処理がフルで働いていない使い方をしている人もいます。
エンコードとは、簡単に言うと、データ変換すること。例えば、編集中のデータをWMVやMP4等の動画ファイルに変換する。DVDなどのディスクに焼き込む時も、一度パソコンの中で書き込むためのデータとして変換しています。
Intel® Quick Sync Video【通称QSV】を有効仕様にすればさらに早くなります。
別の章で説明しますが、私はモニターを3台使っています。
あとがき
私の所では仕事上、動画編集や3D制作などをしていまして、計6台のPCがあります。どれも必要に応じて用意したPCなので、全てスペックが微妙に違います。最も消費電力が高いPCの電源は、動画・3D主要用で1200wを積んでいます。それとは逆に学校アルバム用やスタジオ写真用の写真編集専用PCは650wです。随分違いますよね。
動画編集は簡単な物から難易度の高いものまでありますが、要は編集する素材動画のサイズが大きくなると、それを処理する能力がパソコンにあるかどうか、だと思います。
現在のように何百万画素とか、4K、8Kとかありますが、core i3 があった時代には、そんなに高画質なんか主流じゃなかった。SSDも無かったような…。
知識を付けて勉強したい方は取り組むべだと思いますが、それ以外の方はサラッとした感じで良いかもです。
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