映像編集をするためには、いったいどんなスペックが必要か、お悩みの方も多いかと思います。
映像編集は、目的や用途などによって、安いPCで良かったり、そうでなかったりします。
私の場合は、CM制作や記事の撮って出し、番組制作、式典やコンサート、スポーツ撮影などを手掛けています。
今の所、作業には足りていますが、ハイスペックを考えるとキリがありません。
今回は、映像編集に使用しているハードディスクについてです。
ハードディスクの役割
難しい話を出来るだけ抜きにして…
映像編集に使用するハードディスクは、何でもokではありません。目的や用途によって選ぶ必要があります。また、場合よっては故障もします。
私の場合、仕事で使用しているので、長く使っても8~10年に一度は新しい物と交換しています。
大事な仕事のデータが膨大にあるので、消えた・無くなった…、なんて怖い話です。
今では、SSDがありますが、SSDも同じ扱いです。
ほとんどのパソコンでは、編集ソフトはCドライブで起動しますので、パソコンの立ち上がりや、ソフトの起動スピードは、速い方が良いです。私はCドライブに1TBのSSDを使用しています。
また、個人差はありますが、ハードディスクを単体で使用する方法と、2台で1つとするRAIDで使用する方法があります。
RAIDは、読み書きを交互に行うため、処理速度が速ということもありますが、以前、バックアップが何気なく面倒で、すぐ辞めました。現在は単体で使用していますが、特に問題はありません。
但し、RAIDは2台のうちどちらか1台が故障したらおしまいです。
現在パソコンにはCドライブに1TBのSSD、Dドライブには6TBのHDD、Eドライブにも6TBのHDD。
メーカーはウェスタンデジタルの黒。
ウェスタンデジタルは色別に用途分けしていますので、何でもいいわけではありません。
黒は映像編集向けとしての仕様となっています。回転数も7200回転、様々なテクノロジーも搭載していますし5年保証。
外付けのハードディスクは6TBを5台繋いでいます。
なぜ5台かというと、私は1台のハードディスクには1台のバックアップ用として考えています。
私の場合、年間、野球だけでも約80試合は撮りますので、すぐ記事や特集用に取り出せるように、最低でも1年間はハードディスクに保管する必要があります。
ハードディスクの容量
ハードディスクには様々な容量があります。
一般的に、編集している最中のハードディスクは、空きが出来れば半分くらいあったほうが良いです。ギリギリで使用していると、内容によっては途中で止まったり、書き込み作業が出来なかったりするときがあります。なので容量はある程度多い方が良いです。
私が使用している6TBは、まだまだ少ない方です。
WD WD6001FZWX 6TB WD WD6001FZWX SATA ブラック
10年前のハードディスクは、2TBでも結構な価格でしたが、今では4TBでも3万円を切ります。
また、性能も良くなっていますので、速度や耐久性も増しています。ただ、精密な機械ものなので、言い方は良くないですが、もしかしたら当たりハズレが有ったりします。
出来れば、故障を見逃さないために、CrystalDiskInfo という無料アプリをパソコンに入れておいて、定期的にハードディスクの健康診断をした方が良いです。
色々な診断ソフトがありますが、私はCrystalDiskInfoが使いやすいです。
ただ、パソコン内部のハードディスクやSSDは認識してくれますが、外付けは今の所1台しか認識してくれません。
ハードディスクのスピード
一般的に、映像編集用に最低でもATA100/7200回転以上が必要です。5200回転というのもありますが、その中に入っているデータの読み書きや表示が遅くなったりします。ただ、必ずしもそうではありません。簡単な作業内容によってはそれで足りる場合もあります。
私の環境では、HDや4K解像度を編集する場合、RAIDやSSDを使用していなくても特にストレスは無いです。
知り合いの同業者さんでは、昨年、1台のパソコンを全てSSD、外付けもSSDを6台で組んだものを拝見しましたが、確かに倍まではいきませんが相当早かったです。
ハードディスクの数
ハードディスクは読み書きとしても使用しますが、大事なデータの保存庫としても重要です。
沢山あったことにこしたことはありませんが、あくまでもデータとしてあるので、故障したらおしまいです。時には、編集中のプロジェクト毎や、完成データ毎にDVDやBlu-rayに保管が必要な時もあります。
また、パソコンに沢山のハードディスクを組む場合は、それなりの電源容量が必要になります。
さらに、油断せずに定期的にバックアップやハードディスクの健康管理も必要です。
あとがき
今回は映像編集用のハードディスクについてでした。
人それぞれに、目的や用途によって色々なスペックがあります。上記の記事は、映像編集向けのハードディスクの内容でした。
ですが、もっともっとパソコンやメモリー、SSD、HDDに負荷のかかる作業で、3D制作系がありますので、また別の記事で。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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