フィルム写真が流行った時に、マニュアルカメラでも簡単にカメラ設定できる方法

箱に入ったフィルム
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2~3年に一度はブームがやってくるフィルムを使った写真撮影。とても味わいがある写真が撮れるということで、良く聞かれることがあります。

この記事をお読みいただけると、きっと慣れない方でも、晴れの日でも、曇りの日でも、簡単にカメラの設定が出来るようになる方法が分かりますので、最後までご覧ください。

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はじめに

テレビや新聞で「昔懐かしい、レトロな写真が撮れる」というようなお題で、数年に一度くらいの割合で、フィルムを使った写真撮影が流行ります。

毎度のことながら、芸能人の方で写真が趣味とか、カメラが趣味、等の方々も紹介されますよね。

そのブームをきっかけに、写真やカメラを趣味として始める方も多いかもしれません。

デジカメが急速に発展していく中で、「フィルムが無くなるんじゃないか」という疑問を持たれた方も多いと思います。

数年前に大手写真メーカーで明言いたしました。

フィルムは写真の文化である。フィルムの製造と販売は継続する。

現在もフィルムの一般ユーザーや、一部の写真業界ではフィルムを必要としている所があります。私もその一人で、必要性や依頼があればフィルム撮影をします。

以前と違い、現在は35mmフィルムであれば36枚撮り、レンズ付きフィルム(使い捨てカメラ)は27枚撮りの各々一種類だけになってしまいました。また、写真店は現像の量の減少で薬品が持たず、ネガ現像機を手放しているのが現状です。更に、売り上げが減り、閉店を余儀なくされるお店もあります。

このようなことを背景に、報道メディアは一時のブームを巻き起こします。それは嬉しいことでもありますが、正直、時すでに遅し、じゃないかなと私は思っています。現像できるお店が急激に無くなっているのに、ネガ現像。

当然のことながら、フィルムを受け付けたお店は、別のお店を紹介したりすることになります。また、中には現像所(ラボ)に送付して外注に出すお店もあるでしょう。それは1週間前後の時間がかかる場合もあります。

結果、お客さんは時間と費用にストレスを感じて下り坂になる傾向。でも、それでも良いという方もいらっしゃるようなので、それはそれで良いのかもしれません。

この記事を投稿する今日現在では、フィルムで撮影したものを携帯電話やiPadにメールやLINEで送信してもらうのが流行っているようですが、写真店の現在はパソコンが使えて、デジカメの受付機が無いとお客さんを呼ぶには難しいようです。

ですが、フィルムの文化を守るのは、フィルムユーザーの一人一人がその一員と認識しています。

私もその一人です。

フィルムじゃないと撮れない写真も、あるんですよね~。

フィルムの種類に注意する

安いカメラを買うときの注意

35mmのフィルムが使えるカメラであれば、何でもいい? といえば言い過ぎですが、よく耳にするのが、フリーマーケットで買ったカメラが動かない…です。全てではないと思いますが、買うときは調べたほうが良いです。

手っ取り早いのは使い捨てカメラ?

手っ取り早いのは使い捨てカメラですが、簡単そうに見えて、結構慣れないと暗い写真しか撮れなかったりします。何度か練習が必要かもしれません。撮影する時、必ずストロボを使って撮るようにすれば失敗は減るとは思います。但し、近付きすぎには注意です。1m以上は離れるように。ピント合わせが固定なので、近付きすぎるとピンボケします

手頃で無難なコンパクトカメラ

リサイクルショップに行くと、一眼レフの手前のランクの「コンパクトカメラ」が売られています。

コンパクトカメラは、フィルムセットして撮影しますが、大体がズームが出来て、全自動が多いです。年式や機種、メーカーにもよりますが、5,000円で売られているのを見たことがあります。あまり費用もかけずに遊び程度であれば、リサイクルもおすすめです。必ずジャンクではなく、現動品であることを確認したほうが良いです。

また、この手のカメラも接近しすぎには注意です。

手巻きのカメラで設定が手動の場合(マニュアル式カメラ)

手巻きのカメラは、ほとんどが半自動。

半自動というのは、コンパクトカメラのように全自動ではありません。でも、露出だけは表示くれるカメラもあります。ほぼ自分で設定するものと考えたほうが良いです。

この手のカメラは、単焦点(ズームが出来ないレンズ)なので、自分で前に行ったり、後ろに下がったりしないといけません。また、ピント合わせも自分で合わせないといけません。

1枚撮る毎に、指でフィルムを巻き上げる作業も必要です。

ここが楽しさの部分でもあるんですよね。

初心者の方が使うフィルムは?

フィルムには種類があって、

  • カラーネガフィルム
  • リバーサルフィルム
  • モノクロネガフィルム

この3種類です。慣れない方はカラーネガフィルムがおすすめです。

カラーネガフィルムは現像後、茶色い色をしたフィルムになります。写っているものも、色諧調が反転しているのもお馴染みかと思います。

カラーネガフィルムは、他の2つのフィルムと比べて違う点は、プリント目的で出来ているフィルムなので、スナップ写真や人物撮影に向いているフィルムです。

ただ、カラーネガフィルムは、コントラストを強調したり、シャープさを追求する撮影には向いてないかも知れません。撮影方法にもよりますが、また次回の記事で説明します。

初心者の方がマニュアルカメラで撮る時の設定はこれが効果的

写真のフィルムは、36枚撮りの物です。現在は36枚撮り以外は販売されていません。

2023.4.10現在。

箱に入ったフィルム

フィルムを箱から取り出すと、パーフォレーションといって四角い穴があいています。

ネガフィルムは、ネガ現像機を持っているお店であれば現像可能です。

良く聞かれるしるしで、「C-41」とありますが、これはカラーネガフィルムですよ、というしるしです。一般のお店で現像できますが、リバーサルフィルムは「E-6」となっていますので、一般のお店では現像できないので気を付けましょう。

フィルムを箱から取り出した後、すぐ捨ててします方も居ますが、実はこの箱に大事な設定が明記されています。

フイルムがISO400なので、仮にシャッタースピードを1/500にした時の絞り値(f)が書いています。

太陽が出て天気が良い時の風景はf22、晴れならf16とかf11、雲があっても明るい時f8、少しどんよりした曇りf5.6などです。

情景を見てこの設定にすれば、撮れる設定です。以前、私も撮ったことありますが、綺麗に撮れました。

如何でしたでしょうか。慣れてしまえば何てことはないんですが、ぜひチャレンジしてみてはと思います。お気に入りの一枚を残しましょう~

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