野球の写真撮影で、選手にピントを合わせる効果的な場所

バッターを撮る時のタイトル
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皆さんは野球の写真撮影で、選手を撮るときにピントをどこに合わせていますか?

この章では、野球の写真撮影で、選手にピントを合わせる効果的な場所がどこかを解説します。

この記事を読んで頂くと、野球に限らず、選手を今までとは違った感じで撮れるかもしれないヒントが見つかるかも知れません。他のカメラマンがどんな設定で撮っているのか、参考になれば嬉しいです。また、スポーツ撮影は動きが早いので、撮れる、撮れないは「」です。諦めず挑戦を続けて頂きたいです。

大五郎
大五郎

なかなかうまく撮れないんだが、どうやったら良く撮れるんだ?

似たような悩みを抱えてる方も居ますな。

  • バッターを撮る時どの辺でシャッターを押しているんだろう?
  • どんな設定で撮っているんだろう?
  • 誰でも撮れる、選手を大きく見せる撮り方って、どんな撮り方なんだろう?

私見ですが、この3つを覚えれば、撮影にチャレンジすることが出来ると思います。

また、シャッターチャンスに関しては「」なので、そんなに気にする必要はありませんのでご安心ください。

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選手を撮る時にピントを合わせている効果的な場所

新聞や雑誌で見るプロカメラマンの写真、素晴らしい写真ですよね。誰もが思う事と思います。

プロのカメラマンでも、何枚も撮って良い写真を選んでいます。カメラマンによって考え方や撮り方は色々あります。今回は、私の周りのカメラマンはこんな感じで撮っている、という内容になります。

出来るだけ難しい用語や説明を抜きにしてみようかと思います。

まず、カメラにはこのような設定、見たことあると思います。

測光マーク印なし

測光範囲を設定するマークです。カメラは器械です。知能はありませんので、人が設定してあげないといけません。

測光って… 明るい、暗いの範囲を設定するところ

3つの設定の意味は次のようになります。

測光マーク左
測光マーク中
測光マーク右

全体を測光             中央部分を測光         一点だけの測光 

全体を測光

ファインダーを覗いた時に、全体の明るい所と暗い所の大体の平均値で撮れる。

中央部分を測光

ファインダーを覗いた時に、大体の中央部分の値になる。

一点だけの測光

ファインダーを覗いた時に、一点の箇所だけの値になる。

●この3つのモードは、天候や環境によって色々変化しますので、一概には言えませんが、個人的には真ん中の「中央部分」をおすすめします。

例えば、高校野球は白色のユニフォームが多いので、一点だけの測光にした場合、ユニフォームに測光範囲が合った時、白すぎて色が飛び気味になるのでカメラは白く飛ばないよう光をたくさん取り入れないように制御します。そして白がちょうどよく見えるとき、周りが濃いめになります。

逆に、もし、土を測光した場合、土は黒いので暗くなるのを防ぐため、光をたくさん取り込むので、白いユニフォームを着た選手が白飛びします。

選手を撮る時にピントを合わせている場所は「胸」です。顔と胸はほぼ一体の一ありますので、胸にピントが合っても顔がブレて見にくくなることはほぼないです。手や足のように胸から距離のある場合は、ブレることはありますが、ごくわずかです。胸や背中は面積も広く、ピントを合わせやすい個所となります。

ランナーアップ

バッターを撮る時のシャッタータイミング

理想のシャッタータイミングとは

よく、ボールがバットに当たった瞬間を撮った理想のシャッタータイミングの写真を見たことがあると思います。

とてもいいタイミングで撮られていますが、これが撮れるまで、何度も繰り返し撮らないといけない時があります。

感性豊かな人で、その人の持っている何かがあれば、可能かもしれません。これがなかなか難しい技術でもあります。私ははっきり言ってこれは「」だと思っていますし、周りのカメラマンも同じことを言います。

選手

どんなカメラを使うと良く撮れるのか

球場でたまに聞かれるのは、カメラはどこのメーカーとか、何mmの望遠ですか、等です。

では、どんなカメラを使うと良く撮れるのか説明します。

私は、1秒間に約11コマ連写が出来るカメラを持っていますが、それでも良いタイミングに出会うまで何度も、何枚も撮っています。11コマの連写が出来るカメラでも苦戦しているのが現状です。

最近ではミラーレスが普及して、1秒間に何十枚も撮れる優れものです。ミラーレスは連射の域を超え、1秒間に何十枚も撮れるといいますが、それは、ほぼ動画です。

ミラーレスは、相当な確率で誰でも良いシーンが撮れるカメラとなっています。

撮影する時のコツ

撮影のコツは、というよりも、まず、バッターがどの辺でボールに当ててるのかを考えてみましょう。確実に言えるのは、バットにボールが当たってからシャッターを押す、というのは遅いです。

打席アップ

選手にもよりますが、ほとんどの選手は自分の体よりも少し前のあたりでバットに当てています。

バッターの技術的な話にはここでは触れませんが、一般的にバッターはホームベースから少しキャッチャー側に下がる傾向があります。

バッターを真横から見た場合、ボールがバッターの真ん前に来る少し手前でシャッターを押すということになりますが、これは連写ではなく単写の話で、難易度が高いです。

選手

また、連写が1秒間に5~6枚しか撮れない場合、連写を使わず単写にした方が良いのかもしれません。1枚撮るたびに画像を確認して、自分でタイミングを変えていくしかないと思います。

野球を撮る時のカメラの設定

一人の選手を撮る時の内容になります。その方法は、ピントが合った所以外をぼかす。ピントが合った所以外はボケますので、当然、選手が引き立ちます。方法は簡単です。F値という絞り値を最小にするんですが、この時カメラの設定のISO感度が自動になっていると思うように撮れない時があります。

●ISO感度を自動から手動にして1000くらいにするところから始めます。

●カメラの設定をAモードにする。これは絞り優先モード。F値を固定したままにする設定。

●F値の絞りを最小値にする。絞りを最小にすることを「開放」とも言います。望遠レンズだとF5.6とかがそれにあたります。

この3つを設定するとシャッタースピードが自動に設定されますが、もし、状にの設定にしてもF5.6まで可能なレンズを付けていても出来ない時があります。その時は感度を1200や1600上げてみましょう。これは天候によって左右されますので試してみてください。シャッタースピ度は、バッターのような早いスウィングを撮る場合は、最低でも1000くらいが良いかもしれません。500だとちょっとブレた躍動感のある写真が撮れたりします。1000以上の場合はほぼピタッと止まって見える写真が撮れます。

誰でも撮れる、選手を大きく見せる撮り方

選手を大きく見せる、と言ってもズームアップとかの拡大をするわけではありません。選手を大きく見せたい場合は、ローアングルが効果的です。例えば、立っている選手を撮る場合、カメラマンはしゃがんで撮るくらいの高さがちょうどいいです。想像しているよりも違和感はありませんのでお試しください。

こちらの動画も是非ご覧ください。

野球の写真撮影 選手を撮っているときにピントを合わせている場所はここが効果的。バッターを撮る時どの辺でシャッターを押していますか?。誰でも撮れる、選手を大きく見せる撮り方とは…。
🥎球速を表示させる方法の動画はこちら👇✅自己紹介と当チャンネルの詳細は概要を是非ご覧ください。👇チャン...

いかがでしたでしょうか。何かいいヒントが見つかりましたでしょうか。

人の設定をマネして撮ってみて、自分なりの撮り方を見つけるのも良いかもしれません。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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